vol.30

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
女性のマーケティングデータが満載です。

OLマーケットレポート

OLの6割、「年中UVケアしてます!」

「小麦色=健康的な美人」といった構図が昔は確かにあったのに、今や女性達の常識は「美白」一辺倒。とにかく紫外線から肌を守り、白い肌をより白くしようと日々の努力は欠かせません。
実際にOLの6割は「年中UVケアをしている」そう。日焼けしないように、また日焼けした後の対策としてどんなことをしているか、どんなサービスが求められているかなどを聞いてみました。

設問

調査概要

  • 調査期間:2005年3月
  • 調査方法:シティリビングホームページ 「Citywave」メール会員に対するWEBアンケート
  • 集計数:195人(不明・非該当を除いて集計)
  • 回答者プロフィール 平均年齢:30.4歳

1UVケアをしているか

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3月に行ったアンケートにも関わらず、「現在、している」と答えたのが約7割。「全くしない」人はわずか2.7%で、「現在はしていないが、する時期もある」という人を含めて大多数のOLがUVケアを行っています。

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2顔のUVケアを始める時期

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「年中ケアしている」という人が半数を大きく超え、61.6%を占めました。続いて多かったのは紫外線が強く感じられるようになる「5〜6月ごろ」16.5%でした。

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3UVケアとして実践していること

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「日焼け止めを使用する」「UVカットの化粧品を使用する」は8割以上の人が実践しています。「日傘をさす」56.9%、「帽子をかぶる」34.8%、「暑くても長袖を着る」11.0%でした。

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4美白化粧品を使用しているか

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「現在、使用している」人は48.4%と約半数の人は3月の段階で美白化粧品を使用しています。「現在は使用していないが、使用する時期もある」のは40.5%、「全く使用しない」のはわずか1割でした。

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5使用している美白化粧品の種類

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「美容液」が最も多く、7割以上の人が利用しています。続いて「化粧水」64.4%、「乳液」54.7%。「クリーム」「パック」などのスペシャルケアは3割程度となっています。

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6おすすめの日焼け対策、美白テク

日焼け止め、美白に近道はなし!? 日傘や日焼け止めで完全に紫外線をシャットアウト、美白はとにかくコツコツと、といったコメントが多く集まりました。日焼け止めに関しては「のびがいい」「圧迫感がない」「肌にやさしい」商品が高評価を得ています。

  • 【美白は継続が大事】
    美白クリームを朝と晩、毎日化粧水の後に使用していたら、本当に白くなった!毎日やることが大事!そしてケチらないこと。 (26歳)
  • 【黒い長袖でガード】
    年中長袖は、あたり前。日差しが強い・紫外線が多い時期は、帽子もかぶる。特に夏は、暑くても黒系のものを着用しています。薄い色合いのものは見た目涼しげで熱がこもりにくいのですが、紫外線はバッチリ通していますからあまり意味が無いんですよね。UV加工してあればいいけれど…。(30歳)
  • 【緑茶でパック】
    週に何度か緑茶の出がらしで、パックをする。緑茶を冷やして化粧水にして常時使用。肌の状態が良くなった! (34歳)
  • 【ビオレの日焼け止め】
    日焼け止め(乳液??)で、ビオレの弱酸性のがあるのですが、それがとっても軽くてイイ!顔以外にはコレを使っています。海とかには向いてないけど、普段会社の往復くらいならこれと日傘で充分かなと思ってます。 (25歳)
  • 【食生活から改善】
    あるある大辞典で特集してた「納豆+めかぶ」を一緒に食べると美肌になる!と言いうのをここ1ヶ月毎日続けてるんですが、本当です!!!私は吹き出物ができやすい肌質で大変困ってたんですが、それを食べつづけてからというもの吹き出物は1個も出来てません。ツヤツヤです!「納豆+めかぶ」って本当にすっごいです! (28歳)
  • 【雪肌精】
    沖縄に旅行して帰ってきたら太ももに突如シミが!必死に雪肌精を毎日毎日すり込んでいたら、すっかり消えてなくなりました♪雪肌精の効果をまさに肌で感じた瞬間でした。 (23歳)
  • 【ドクターシーラボ】
    ドクターシーラボのビタミンのたくさん入ったジェルがあるのですが、けっこういいです。べたつかないし。皆から色が白いね〜っていわれます。(28歳)
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7あったら嬉しい美白商品やサービス

紫外線をしっかりガードできるのに、落としやすく肌に優しい日焼け止め、即効性のある美白化粧品、美白に効くサプリメント…などが多く挙げられました。

  • 【効果のわかるホワイトニング】
    しみが消える。緩和するとか甘いことではなく、しみが消える化粧品とか医薬品があったら間違いなく買います。 (26歳)
  • 【グッズへのUVスプレー】
    UVカット成分入りスプレー(たとえば、日傘とかUVカットのものを買ってもちゃんと効果が続いているかが不安。上から重ねて使えるものがあったら便利) (26歳)
  • 【しっとり系のUVケア商品】
    UVケア商品はサラッとしすぎていて冬場はカサつく。冬用にしっとり系がほしい。化粧下地として使えるUVケア商品にラメ系、パール系入りがあったら良いのにと思っていたら、最近発売されていた。 (36歳)
  • 【手軽なエステ】
    日焼けによるシミやそばかすが気になるので、エステに行ってみたいけれど、なかなか敷居が高くて・・・。手軽に1000円くらいで試せる、誰にでも入りやすいエステがあればいいと思います。たとえばマツモトキヨシのような化粧品売り場の隅っこに、その店の商品を使い、エステ器具を貸し出して、そこでエステができる場所があったりとか。 (28歳)
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<まとめ>
  • 「UVケアは全くしない」と答えたOLはわずか2.7%。97.3%の人は何らかの形でUV対策を行っています。全体の6割の人は夏でも冬でもUVケアを行っています。
  • UVケアとして実践していることは、「日焼け止めを使用する」「UVカットの化粧品を使用する」人が8割を上回っており、主流となっているようです。「日傘をさす」人は6割弱、「帽子をかぶる」人は3割でした。
  • 美白化粧品は、9割の人が使用しています。「美容液」「化粧水」が主流のようです。美白化粧品のほかに、「緑茶でパックする」という自然派(?)の人や、食生活の改善により体内からの美白を考えている人も多いようです。
  • 美白に対して求められている商品やサービスについては「効果テキメンなシミ消し商品を」という声が多数挙げられています。その他、気軽に受けられるエステや楽しみながら使えるUVケア商品なども要望が高まっています。
  • かつてない勢いで広がるUVケア・美白化粧品市場。20代後半〜30代のOLはまさに「美白」商品のヘビーユーザーといえるでしょう。コツコツとケアすることが大事だと理解はしているものの、肌にやさしくかつ「効果テキメン」な商品の登場が待たれています。