vol.34

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
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OLマーケットレポート

SNS利用者OLの半数以上が毎日アクセス!

参加者が互いの友人・知人を紹介しあうことで人脈を広げることができる「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)」。今まさに成長期を迎え、多くの企業が注目しているようですね。今回はSNSとOLのつきあい方についての調査。利用経験者はまだ多くはないものの、利用者の半数以上が毎日アクセスしているという頻度の高さは今後のビジネスには見逃せないポイントでは!? SNSサービスの有料化などについても聞いてみました。

設問

調査概要

  • 調査期間:2005年8月
  • 調査方法:シティリビングホームページ 「Citywave」メール会員に対するWEBアンケート
  • 集計数:513人(不明・非該当を除いて集計)
  • 平均年齢:29.8歳


1SNSに登録したことがあるか

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現在1つ以上のサイトに登録している人は約14%。年齢別で比較すると、24歳以下は複数のサイトに登録している人が1割を占めており、他の年齢層と比べ多くなっています。35歳以上では「まったく知らない」人が7割を超えています。

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2利用しているサイト名

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「mixi」が84.1%とほかを大きく引き離し、トップにつけました。2位は「GREE」34.8%、3位は「livedoorフレンドパーク」4.3%でした。

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3利用している目的

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利用目的は「すでに知り合いの仲間との連絡網として」利用している人が最も多く、77.1%を占めました。また、「情報収集や調査目的で」「同じ趣味の仲間との出会いの場として」利用する人もそれぞれ3割を占めています。

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4アクセスする頻度

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「1日に数回」が17.4%、「ほぼ毎日」が37.7%で半数以上の人は毎日アクセスしています。

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5具体的に、SNSで何をしているか

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  • 携帯写真を撮って、日記と一緒にアップしたり、好きなもののコミュニティに入って、情報交換をしたりしています。(27歳)
  • 日記を書いてコメントをもらったり、分からない事を詳しい人に聞けたり。最近会わない友達とメールでやり取りしたりしています。気の合う仲間も増えて不思議な世界を知った感じです。(28歳)
  • 飲み会の連絡や、ビジネスの情報交換、会社での出来事に対するアドバイスを求めたりなど。(30歳)
  • 連絡先がわからなくなった友人を偶然発見したり、別のコミュニティの友人つながりで見つけたりして、連絡が取れるようになりました。(24歳)
  • 日記は、遠方の友達への近況報告として活用しています。社会人になるとめったに会えないけれど、久しぶりに会ったときに話が通じるように、現状を報告しあう感じで使っている。 (29歳)
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6今後の利用について

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「ぜひ利用したい」35.7%、「できれば利用したい」61.4%で、97%の人は今後の利用にも前向きです。

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7有料になっても利用すると思うか

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「有料になっても必ず利用する」と答えたのは0%。「おそらく利用する」が10%で、ほとんどの人は無料が前提での利用と考えているようです。

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8(利用未経験者)今後SNSを利用してみたいと思うか

グラフ

利用に前向きな人は34%と少なめ。7割近くの人は「利用したくない」と考えています。

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<まとめ>
  • SNSに登録したことがあるのは全体の14%。30代よりも20代の方が登録経験者は多めでした。利用しているサイトは「mixi」が8割以上を占め、トップ。続く「GREE」は3割強でした。他サービスはいずれも1桁台に留まりました。
  • 利用している目的は「すでに知り合いの仲間との連絡網として」が最も多く、8割弱。利用者の半数以上は1日1回以上アクセスをしており、1日に数回アクセスするヘビーユーザーも17%を占めています。
  • 具体的にSNSをどのように利用しているかというと、「個人の日記を書く」人が7割近くを占めており、最も多くなっています。日記を書くことで「古い友人・離れて暮らす友人との連絡網」として活用しているようです。「掲示板に書き込みをする」人も6割を占めています。
  • 今後の利用については、「ぜひ利用したい」「できれば利用したい」人が9割を超えていますが、サービスが有料になると「おそらく利用しない」「絶対に利用しない」人が9割と、無料が前提の利用と考えているようです。
  • SNSを利用していない人はそもそもSNSに興味がないせいか、また、実際にやってみないとサービスの内容がわかりづらいこともあってか、利用意欲は低くなっています。利用意向を高めるには、SNSの楽しさ、メリット・デメリットを伝える機会が必要でしょう。