vol.66

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
女性のマーケティングデータが満載です。

OLマーケットレポート

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いまどき女性の「極楽」はどこにある?

2003年に「30代女性のぜいたく傾向」を調べて以来の、女性の贅沢観調査です。今回は「女性の極楽」というくくりで、現代女性がどんなことに対して「はぁ〜、極楽」と感じているか、そして自分への投資として許しているプチ贅沢について、そのプチ贅沢を実現するためにどんなことを切り詰めているのかを調べてみました。バブル期のOLに比べて消費行動がおとなしいといわれる今の20代後半〜30代、一体どんな贅沢観・極楽観を持っているでしょうか。

設問

調査概要

  • 調査期間:2008年4月
  • 調査方法:シティリビング公式サイト 「Citywave」上にアンケートページを掲出
  • 集計数:413人(不明・非該当を除いて集計)
  • 平均年齢:31.3歳

1「はぁ〜、極楽」と思えることを5点満点で評価してください

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上記の11のシチュエーションに、それぞれ5点満点で「極楽ポイント」をつけてもらい、平均点を出しました。もっともポイントが高かったのは「温泉でまったりしているとき」。続いて「リラクゼーションサロンで疲れをほぐしているとき」。日々の疲れがほぐれていく瞬間に「極楽感」を感じる女性が多いようです。
それらに続いて旅行や高級グルメなど、非日常を味わえるもの、美容エステやホテルのレディースプランなど女性ならではの楽しみがあがっています。
体を鍛える、習い事で知性を磨く…などは極楽ポイントとしては低めでした。

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2「はぁ〜、極楽」と感じる要素は?

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Q1での答えと連動して、最も重要視されるのが「リラックス気分」。そして「ゆったりとした時間」「気持ちよさ」です。「おいしさ」や「非日常空間」はその次に位置しています。

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3女性ならではの極楽体験について教えてください

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エステで美しさに磨きをかけたり、マッサージや温泉で疲れを癒す…そんな行動が女性たちの「極楽体験」として受け止められています。

  • 【エステ】
    エステやリラクゼーション(ヘッドスパやアロママッサージ)をしているとき。気持ちいいし癒されるし、そんなに頻繁にできないので贅沢感もあって、心も体も満たされる感じ。女性ならではの楽しみ方だし特権だなと思います。(26歳)
  • 【マッサージ】
    個室で、アロマオイルの香りの中(身に着けているものはパンツだけなのでまた開放感があってよいです)マッサージを受けながら眠りにおちてしまうことが、極楽です。このサービスは女性限定なので、女子だから受けられるんだなあとうれしく感じます。(29歳)
  • 【温泉】
    温泉に入って、美味しい物を食べて、畳の上にごろ〜んと横になれて…。何を話すわけじゃなくても自然に隣にいられる高校時代からの女友達。男同士だったら、まったりできなさそう。やっぱり温泉は同性と行くべきだなぁ〜、女に生まれてよかった! と思った。(29歳)
  • 【女磨き】
    海外でおしゃれをして出かけたり、ブランド品をまとってお出かけしたりする時。キレイにお化粧して、ネイルもして・・・と女磨きをしているときも幸せ〜っと思います。(26歳)
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4リラクゼーションサロンの利用について

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女性の「極楽」感覚と切っても切れない「リラクゼーションサロン」について尋ねてみました。今までに受けたことがあるものは「足ツボマッサージ」がトップ。「指圧マッサージ」「アロママッサージ」も半数以上の人が受けています。
今後受けたいものはインドエステの「アーユルヴェーダ」。「ストーンセラピー」「リンパマッサージ」も注目を集めています。
リラクゼーションサロン1回あたりに支払う金額は平均5843円。年代で比較すると、平均額が最も高いのは30代前半の6075円でした。

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5エステ・美容サービスの利用について

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今までに受けたことがあるもののトップは「フェイシャルエステ」の58.3%。「ネイルケア」「脱毛」も4割以上の人が受けています。
今後受けたいものは「デトックスマッサージ」が4割を超えトップ。2位は「バストアップ」、3位は「スリミング(痩身)マッサージ」でした。

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6自己投資のためにしているプチ贅沢

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トップは「エステ」。特に30歳前後を境に、美容に力を入れる人が増えるようです。美容に向かわない人はグルメや海外旅行、習い事などに向かう傾向があり、美容かそれ以外かの二極化が進んでいます。

  • 【エステに63万円】
    週に一度のエステサロン。タラソテラピー、海草パック、電気、サウナ、半身浴、アロマオイルマッサージ、全身ピーリング、全身脱毛・・・あらゆるコースをとっかえひっかえ行ってます。「自分磨き」が2008年の目標だから、年間63万円(ダイエットに50万、ピーリングに13万)ほどかける予定! (29歳)
  • 【ヨーロッパ旅行30万円】
    毎年、ゴールデンウイークは10日以上ヨーロッパを旅行する。このために節約生活しているようなものです。何ヶ月もかけてプランを練り、格安航空券争奪戦を繰り広げ、あーでもない、こーでもない、と「地球の歩き方」片手にプランを練り直し・・・この全ての課程が楽しい。総額30万円くらい パックツアーではなく、自分で組むので比較的安く仕上がっているかな、と、(30歳)
  • 【2万5000円の食事】
    月に3回くらい、友達や彼氏とプチ贅沢な食事に行く。おいしいものを知らなければおいしいものは作れないし、料理を食べて、見て癒される。お店の雰囲気も非日常的でいいから。25000円くらい。(28歳)
  • 【ダンスに月2〜3万】
    贅沢ではないと思いますが、ダンスには投資しています。週に2〜3日はレッスンに通っています。月額2〜3万円で、舞台があったりするとその度に5万円位かかります。(29歳)
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7プチ贅沢のために倹約していること

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ランチ・食費・外食費・自炊…と、食に関するものが倹約対象のナンバーワン。お弁当を持参したり、会社でお茶を淹れたりと小さな倹約を重ねて、たまの贅沢に備えているのです。

  • 【自炊】
    年に一回は海外旅行に行く。そのために普段はできるだけ自炊。ランチもできるだけお弁当を持っていきます。節約にもなるし、栄養のバランスも整うし、料理のスキルもUP、料理している間はいい気分転換にもなるので1石4丁!です。(33歳)
  • 【ランチは300円以下】
    都内の有名な美容院に行って、丁寧に髪型を作ってもらっています。カット、カラー、パーマで25000円くらい。(3ヶ月に1度)。そのためにお昼ごはんは、おにぎり2個・300円以下にとどめてます。(26歳)
  • 【自炊&弁当持参】
    海外旅行のために、普段はできるだけ自炊、昼食は弁当持参。友人からの遊びや食事の誘いは結構断っているかも(泣)。趣味は読書(もちろん図書館の本)・・・何か、書いていて自分の節約っぷりに悲しくなってきました(笑)。 しかし酒飲みなので食費を節約しても酒代がバカにならない。(30歳)
  • 【飲料を買い控え】
    日頃出来るだけ無駄遣いをなくし節約して、化粧品にお金をかけるようにしている。会社ではタンブラーを使い紅茶やコーヒーを作る。缶コーヒーやペットボトルをなるべく買わない。(30歳)
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<まとめ>
  • いまどき女性が「極楽」と感じるものとして欠かせないポイントは「ゆったりリラックスをすること」。温泉、リラクゼーションサロンは極楽感を得るために欠かせない施設です。
  • 今までに受けたことのあるリラクゼーションの施術は、「足ツボマッサージ」がトップ。「指圧マッサージ」や「アロママッサージ」も半数以上の人が受けています。今後受けたいものでは「アーユルヴェーダ」「ストーンセラピー」「リンパマッサージ」などが上位にランクインしました。
  • エステや美容サービスの利用では、「フェイシャルエステ」がトップ。「ネイルケア」「脱毛」も半数近くの人が受けています。今後受けたいのは「デトックスマッサージ」がトップ。肌の表面だけではなく、体の中から健康に美しくなりたい、と願う人が少なくありません。
  • 自己投資のためにしているプチ贅沢は、美容に力を入れることで外見を磨きたい人と、グルメや旅行、習い事で内面に深みを持たせていきたい人の二極化傾向があります。
  • 2003年に実施した「30代女性の贅沢傾向」では、ロレックスの時計、エルメスのバーキン、17万円の掛け布団などバブル期を思わせるようなワードが飛び交い、豪快な消費意欲が伺えました。今の20代終盤から30代の女性たちは「貧乏クジ世代」なんてことを言われ、豪快な消費とは程遠いイメージで語られがちですが、それは早合点というもの。「ブランド品など他人に分かりやすいもの」から「他人には分からなくても、よりよくなっていく自分」への投資は惜しみなく続いているのです。リラクゼーション施設、エステ、おけいこ事など「自分磨き市場」は20代後半〜30代女性からの投資がまだまだ見込めそうです。