vol.67

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
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OLマーケットレポート

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8割以上のOL「投資を始めたいけれど…」

晩婚化や未婚率の上昇でOLたちも自分の将来をまじめに考えざるを得ない時代です。年利も低いし、普通預金に寝かせていないで投資商品を買ったほうがいいかしら…とは多くのOLが思うことですが、仕組みが難しくてなかなか手を出せないのが現実のよう。そんな中、投資商品を購入しているOLはどんな人なのか、どのように購入に踏み切っているのか、そして購入に踏み切れない人にはどんな理由が? 今回は投資に関するOLの意識をガッチリと調査してみました。

設問

調査概要

  • 調査期間:2008年4月
  • 調査方法:シティリビング公式サイト 「Citywave」上にアンケートページを掲出
  • 集計数:413人(不明・非該当を除いて集計)
  • 平均年齢:31.9歳
  • 暮らし:親と同居 39.0%、一人暮らし24.5%、夫婦二人暮し 20.1%、夫婦と子ども 8.2%、その他 8.2%
  • 雇用形態:正社員総合職 23.0%、正社員一般職 49.0%、派遣社員16.7%、嘱託・契約社員 6.3%、パート・アルバイト3.3%、その他 1.7%

1年収

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年収で最も多いのは「(300万円超)〜400万円」で、平均は375万7975円でした。

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2全体の貯蓄額と毎月の貯蓄額

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全体の貯蓄額は450万4453円。年収の割に貯蓄額が多いのは、親と同居している人が約4割と多く、可処分所得が高いことが理由のひとつと言えそうです。

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3所有している金融商品・興味のある金融商品

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ゆうちょ銀行以外の普通預金はほぼ90%近くの人が所有しています。同じく、ゆうちょ銀行以外の定期預金が47.2%、ゆうちょ銀行の通常預金が45.5%でした。投資型商品の中では外貨預金、積み立て預金・貯金、投資信託の所有率が高めでした。
興味がある金融商品はこのところの円高を反映してか「外貨預金」がトップ。次に人気なのは「株式」、「投資信託」でした。所有率が非常に低いのに、興味を持つ割合が高いのは「株式ミニ株」。小額から始められそう、というイメージが投資慣れしていない人の関心もひきつけるのでしょう。

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4(投資信託所有者のみ)持っている投資信託の種類

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「バランス型」と「株式投信」がほぼ半数ずつを占めています。公社債投信は37.0%、MMFは34.6%でした。

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5(投資信託所有者のみ)投資信託購入のきっかけ

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「本や雑誌を読んで」影響を受けた、というのが37.5%でトップ。やはり、投資への気持ちを動かすのは紙メディアの力が大きいようです。続いて「金融機関の窓口などで話を聞いて」、「家族の話を聞いて」「セミナーに参加して」…の順。金融機関の窓口に足を運ぶのはある程度購入意欲が固まってからの行動、と考えると、投資商品購入のきっかけ作りとしては紙メディアの活用が必須といえそうです。

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6(投資信託所有者のみ)購入を思い立ってから銘柄決定までにとった行動

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「金融機関の窓口で相談した」人は46.8%。「ネットの金融情報サイトで比較した」27.8%、「金融に関する本や雑誌を読んで比較した」が24.1%でした。自分の力で積極的に情報を収集しています。

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7(投資信託所有者のみ)100万円を運用するなら?

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100万円のうちいくらかは手堅いタイプの商品、残りはドーンとハイリスクハイリターンな商品に挑戦したい、という声が多く挙げられました。

【バランスをとって…】

  • ドル建ての外貨MMFに30万円、をユーロ建ての外貨MMFに50万円。残った20万円でインド株の投資信託を購入する。(35歳・製造)
  • 半分は安全性の期待できるもの、残り半分は短期間での収益が期待できるような株式に投資したいです。(31歳・金融)

【安全性の高いもので…】

  • 今ならまだまだ円高だと思うので、USドルのMMFを80万円と、ニュージーランドドルとオーストラリアドルのMMFを10万円ずつ買います。外貨MMFは簡単に売買できるので、外貨預金より扱いやすい気がします。(35歳・商社)
  • 長い期間(10年程)でプラスになれば良いので、貯金より利率・配当が高く、リスクの少ないものに投資する。10年後等に切り替えを考える。(37歳・エネルギー)

【リスクも承知で賭けたい】

  • インド等新興国の株式等に投資するような投資信託の商品を検討すると思う。(29歳・商社)
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8(投資未経験者のみ)どのようになったら投資を始めると思うか

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「もう少し勉強して、知識が増えたら」が57.7%でトップ。続く2位は「自分で納得できる、自分にぴったりの商品を見つけられたら」の35.2%でした。

投資未経験者の、金融に関する悩み

  • 【専門用語が難しい】
    外貨預金など興味はありますが、仕組みがまったく分かりません。本を読んでも、難しい用語ばかりだし、嫌になってきます。 (25歳・製造)
  • 【客観的な相談はどこにすればいい?】
    投資を始めたいが、銀行の相談窓口で本当に自分にあった商品を薦めてくれているのかが心配です。銀行以外で、客観的に相談できるようなところはありますか?(35歳・サービス)
  • 【情報収集が大変】
    一言に投資と言っても、どれくらいの期間でどのくらいの損益が出るのか全く描くことが出来ず、なかなか手が出せない状況です。また、情報収集についても自らネットで探すかセミナーに出向いたりなど、時間がかかりそう。即決できるような選択方法や申込方法等はあるのでしょうか?(31歳・金融)
  • 【そもそも何をどう相談すればいい?】
    投資信託を前々から始めたいと思っているのですが、どの会社でどういう商品を買ったらいいかが全くわかりません。相談をしながら買いたいのですが、知識不足のため何を相談したり話したりしていいかさえもわからず踏み出せない状態です。(26歳・建設)
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<まとめ>
  • 投資信託所有者に絞って購入のきっかけを聞いてみたところ、最も多かったのは「本や雑誌を読んで」受けた影響。インターネットやクチコミでも金融の情報はあふれていますが、やはり初心者にとって入口にしやすいのは紙メディアなのです。購入を思い立ってからする行動として、「金融機関の窓口に相談に行く」をあげたのは46.8%。インターネットや本・雑誌でさらに比較検討する人は2〜3割で少数派でした。本や雑誌で基礎知識を身につけたら、自分でガッチリ調べるよりも専門家である金融機関に知恵を借りる、というのがOLのスタンダードといえそうです。
  • 投資商品を持っていない人にどのようになったら投資を始めると思うかを聞いてみたところ、「もう少し勉強して、知識が増えたら」「自分で納得できる、自分にぴったりの商品を見つけられたら」と、という意見が多数を占めました。まずは知識を身につけ、商品を見分けられる目を育ててから…とは誰もが思うことですが、いざ実行しようと思うと立ちはだかるのが「専門用語」や「知識がないせいで損をする恐怖」。本を読んでも難しく、窓口スタッフが薦める商品を信用していいか分からない…という思いが、投資初心者を引き止めているのです。
  • 晩婚化や未婚率の上昇で、OLたちも今後の人生設計をまじめに取り組まなければならない時代になっています。低金利の今、普通預金にお金を寝かしておくのはもったいない…、ほとんどの人が理解していることですが、それでもなお投資商品に手を出せないでいる人が多いのは投資商品のわかりにくさ。専門用語の難しさなどから、本を手にとっても途中であきらめてしまう人も少なくないのです。
  • 既に投資信託を購入している人の例から見ても、OLたちの購入経路はいたってシンプル。基礎知識を身につけたあとは、窓口に直行して購入に踏み切っています。あれこれ比較検討ばかりせずに、購入を思い立ったときには窓口はとても身近なものになるのです。
  • 投資をするつもりはない人はごくごく少数。金融専門の本や雑誌を手に取ることはないけれど、このままではいけない…そんな意識の人たちを底上げするには、日常の中でじっくりと啓蒙を続けることが必要です。シティリビングの紙面で意識の底上げをし、さらにマネーセミナーで購入へと導く…。シティリビングの金融企画は、OLの金融初心者を育てるのにピッタリのフローで組まれているのです。(今回はいつもに増して、手前味噌でお送りしました)