vol.116

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
女性のマーケティングデータが満載です。

OLマーケットレポート

夏が好き、嫌いの理由TOP10大公開。夏のビューティ準備ですること1位は●●。
まだ間に合う!夏マーケティングのヒントはココに。

「夏が好きな理由1位は●●、嫌いな理由1位は●●」今年の夏、何か思い出になることをしたいOLは7割以上! OLの夏の生活について

設問

調査概要

  • 調査期間:2012年6月
  • 調査方法:シティリビングホームページ 「Citywave」メール会員に対するWEBアンケート
  • 集計数:736人
  • 平均年齢:37.6歳(30歳〜34歳:23.8%、35歳〜39歳:29.5%、40歳〜44歳:29.1%)
  • 勤務形態:正社員(総合職)24.2% 正社員(一般職)51.1% 契約・嘱託社員 6.9% 派遣社員 16.7%
  • 暮らし方: 独身(一人暮らし)31.0% 独身(親と同居)32.5% 独身(彼と同棲)2.2% 夫婦二人 20.2% 夫婦と子供 9.7%

1あなたは夏が好きですか?

(n=736)

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上記を選んだ理由を教えてください(自由回答)

<好きな理由>

  • マリンスポーツ、お祭り、花火などイベントが沢山あるし、薄着で出歩けることが快適。夏が近づくだけでテンションが上がる(30歳既婚/夫婦二人)
  • 日が長くて暑い夏が好き。ファッションも半袖や薄手のワンピースの方が好き。夏になるとどこか行きたくなる、それを考えてワクワクするのも好き(31歳独身/親と同居)
  • 気持ちが開放的になり、なんでも挑戦してみようという気分になるから(29歳独身/親と同居)
  • 夏はイベント事も多いし、天気も夕立などめまぐるしく変わるし、バタバタと振り回されているうちにあっという間にすぎてしまう。なんだか刹那的で、その短い季節をめいいっぱい楽しみたくなる(32歳独身/一人暮し)
  • 花火大会や夏祭りが多く、ビールが一層おいしく飲める季節だから(41歳既婚/夫婦二人)
  • お局が長期休暇を取るので、精神的にちょっと楽に感じる。。。それ以外では電車が空くということが嬉しい(33歳既婚/夫婦二人)

<嫌いな理由>

  • 湿気が苦手。汗でメイクは崩れるし、日焼けはするし、虫は出るし、クーラーで体が弱るし、いいことがない(35歳独身/一人暮し)
  • 暑さも苦手だし、クーラーの寒さも苦手。日差しの強さも苦手(43歳独身/一人暮し)
  • 汗をかくし、冷房がないと辛いし、外気温と冷房との差があって、体調を崩しやすい(40歳既婚/夫婦と子供)
  • 美白&紫外線ケアが大変だし、カラダがだるくなるから(36歳既婚/夫婦二人)
  • 外は暑いのに会社や電車内などクーラーで体が冷えるので、体調が悪くなりやすいから(42歳独身/一人暮し)
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2夏の好きなところをお答えください

(n=736)※複数回答可

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3夏の嫌いなところをお答えください

(n=736)※複数回答可

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4今年の夏、何か思い出になるようなことをしてみたいと思いますか?

(n=736)

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5夏に思い出をつくるとしたら何が必要だと思いますか

(n=736)※複数回答可

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6夏を意識してビューティー関連ですることはありますか?

(n=736)

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7夏を快適に楽しく過ごすには、どんなことをすればよいと思いますか?(自由回答)

  • バッグのなかには常に制汗シートを持つ。そして気付いたら拭く。サラサラ感を感じていれば少しの暑さも我慢できそう(28歳独身/彼と同棲)
  • 涼しくなるマットとか購入して寝苦しくないようにする(34歳独身/一人暮し)
  • 涼しい格好をする。露出を増やすという意味ではなく、冷たく感じる下着や服を着てみる等の工夫をしてみたい(33歳既婚/夫婦二人)
  • 積極的になる。興味があるものはチャレンジしてみる(31歳独身/親と同居)
  • 屋内と外の温度差が大きくて体調を崩しがちなので、どちらにも対応できる服装をすること(32歳独身/親と同居)
  • お部屋で流しソーメンとベランダでバーベキュー、という2つの企画を実現できれば快適な夏になる(34歳独身/一人暮し)
  • 洋服を涼しく感じる資材にするのが、暑い夏を乗り切るのには大切なことだと思います。ひんやり感を得られる素材の物も出回ってきたみたいです(34歳既婚/夫婦二人)
  • 楽しいイベントをいっぱい入れる(31歳独身/親と同居)
  • ダイエットをして人に見せられるスタイルになれば楽しく過ごせると思う(35歳独身/親と同居)
  • 開放感やチャレンジ。服装もいつもより少しラフにして、積極的に新しいところに出かけてみる(31歳独身/一人暮し)
  • 女性もクールビズを意識し、薄着でかわいいファッションをする(29歳独身/親と同居)
  • 夏バテしないように、できるだけ食事を摂り、安眠グッズを購入して睡眠不足を解消する。節電のためクーラーは使用せず、扇風機を購入しようと思う(42歳独身/一人暮し)
  • 夜の散歩、夕涼み、カキ氷をたべる、自然の風を室内に入れて蚊取り線香をたく、BBQやキャンプに行って川や海で泳ぐ。外にでたくない日は、家の中で冷たいお水に足をつけて読書をする(35歳独身/一人暮し)
  • 暑い時に、ダラダラと室内でクーラにあたっていたら、余計にだるくなるので、敢えて体を動かし、ジムや街歩き、山歩きをして、軽く汗をかき、新陳代謝をうながします。その後に、シャワーやお風呂に入れば、サッパリ爽快な気分になります(39歳独身/親と同居)
  • 暑いのは当たり前のことなので、その暑さとどううまく付き合って生活できるか、さらに節電も考えてエコの精神で手作り団扇やゴザやすだれを活用する。(35歳既婚/夫婦と子供)
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<まとめ>

 今回の調査では「まだ間に合う夏商戦マーケティング」をコンセプトにOLの夏に対するイメージ、夏の過ごし方を徹底調査しました。その結果、団塊ジュニアOLは、夏関連の商材、サービスでどこにお金をかけるのか、どういったアプローチをすると財布が緩むのかが見えてきました。

夏は「思い出」と「ビューティケア」にお金を使う

 夏に思い出になるようなことをしたい、との回答が70%を超え、また、思い出に必要なこととしては「国内旅行」「海外旅行」が1位、2位となり、また夏の好きなところに関しての設問では「花火大会」と回答したOLがが41.3%にものぼり、旅行やレクリエーション関連の商材やサービスはもとより、その他の商材、サービスにおいても、広告クリエイティブや販売促進策において「夏の思い出」を打ち出すと効果的と思われます。また 夏の好きなところでは、「日が長い」という回答が5割近くにのぼり、会社帰りの「ショッピング」「食事」などの消費に関して根強い需要があると思われます。またビューティーケア関連でも、約84%のOLが、何かしらの夏のビューティーケアをすると回答しており、ニオイケア、ペディキュアなど夏特有の需要もあるので、夏のビューティーケア関連の商材、サービスにおいては、アプローチの仕方次第で、まだまだ需要を取り込めると思われます。

開放的な夏、消費意欲が旺盛だからこそ、不満を解消することで新たな商機が

 夏の嫌いなところに関する回答では、汗、ベタベタ、暑さ、日焼け、虫刺され等への声が多く、その不満を解消する、例えば「ビアガーデンでは防虫策を施す、冷感スプレーの設置」などのサービスを打ち出すことで、OLの夏の消費をより活性化できると思われます。今回の調査では、自由回答も含め、全体的に夏への期待が高いことが伺え、思い出つくりのための消費意欲が高いことが分かりました。開放的な気分で消費意欲が旺盛な夏だからこそ、その消費マインドに響くアプローチ、販促、不満を解消するマーケティングを行うことで、勝てる夏商戦マーケティングを実践できると思われます。