「配達員をねぎらう気持ちが強まった」 再配達問題の報道後、アンケートで45%が回答  〜全国の女性1119人を対象に「宅配利用」についてのアンケート〜

 リビング新聞グループのシンクタンクである株式会社リビングくらしHOW研究所(所在地: 東京都千代田区、代表取締役社長 和田 直樹)では、全国の女性1119人を対象に「宅配利用」についてのアンケート調査を実施しました。

 ネット通販の普及・拡大に伴う荷物の増加、人手不足の深刻化で宅配便業界の報道に注目が集まる中、宅配利用の現状と宅配便の再配達問題について、女性たちの声を聞きました。リビングくらしHOW研究所 ウェブサイトはこちら⇒ http://www.kurashihow.co.jp


■ 3分の1が「週1回以上」宅配便を受け取っていると回答!
 メルカリなど個人間取引で、若い世代に特に「増えている実感」強し


本調査では、宅配利用の現状と宅配便の再配達問題について全国の女性1119人にアンケートを実施しました。
まずは宅配便の利用状況。全体の3分の1が週に1回以上宅配便を受け取っています。受け取るジャンルは、「ネット通販」が86.8%と圧倒的。メルカリ・ネットオークションなどの「個人間取引」は「母の日やお歳暮などギフト」に次いで4位でした。
受け取る頻度の3年前との比較では、「増えた+やや増えた」という人はほぼ半数ですが、20代は75.9%、30代が62.7%と、若い世代の増加が顕著。 また、発送頻度が増えているのも20代・30代で、「個人間取引」が中心です。


■再配達問題の報道後、44.5% が「配達員をねぎらう気持ちが強くなった」が、
 基本運賃の値上げには55.9% が「嫌だが仕方がない」とシビアな面も

“再配達時間など従来のサービスの維持が困難”といった報道については、「内容まで知っている」人が72.3%と非常に高い認知度。報道を受けて起きた「自分や周囲の変化」では、51.9%が「到着時刻や再配達時間を以前より気にするようになった」、44.5%が「配達員をねぎらう気持ちが強くなった」を選択。荷物の増加を実感している人が多いせいか、理解を示す声が目立つ結果となりました。
具体的な変更点を挙げ、態度を聞いた設問でも、再配達時間などの変更に8割弱が「働く人を守ることになるので賛成」と回答。ただし、運賃値上げは「嫌だが仕方がない」が55.9%と最多で、お金にはシビアな面を見せました。


■駅や街中の宅配ロッカー、未体験者の半数以上が「利用したくない」!
 理由は「重いモノは持ち帰るのが大変」「セキュリティーが不安」など

再配達問題の対策として設置が進む宅配ロッカーについては、利用経験者は7.0%と少数派ながら、「自分の都合で気軽に受け取れる」(57歳)と、満足度は上々(84.2%)。
 ただし、未体験者の利用意向は、「かさばる物や重い物は持ち帰るのが大変」(42歳)「セキュリティーが不安」(37歳)などの理由から、半数以上が「利用したくない」と否定的な意見でした。
また、コンビニ受け取りを「利用したくない」人は43.8%。ロッカーと同様の理由が多いですが、宅配は「同じ人が届けるので顔見知りの安心感が強い」(36歳)という声もありました。


【調査概要】
期間: 2017.10.04〜10.09 / サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」でのアンケート / 調査対象:全国の女性 / 有効回答数: 1119人(平均年齢: 45.0歳)
【回答者プロフィール】
専業主婦33.9% フルタイム36.5% パート・アルバイト23.3% そのほか6.3% / 20代以下7.1% 30代28.5% 40代32.0% 50代19.9% 60代以上12.5% /既婚73.1% 独身.26.9% / 同居している子どもがいる58.3% いない41.7%

*詳細レポートはリビングくらしHOW研究所サイトで公開 http://www.kurashihow.co.jp/markets/10385/
*日々、Facebookで女性とくらしのミニデータを更新中 https://www.facebook.com/kurashiHOW/



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