家事に家族の世話に…主婦って年中休みナシ。こんなのもうイヤだ〜と思う日もあれば、主婦でいる幸せをしみじみ感じる日もあります。そして自分のこと、世の中のことを考えると、ちょっと心配。そんなミセスの「主婦でいること」の気持ちを調査しました。
なりたくないのは、ダラダラ主婦!
なりたくない主婦についてフリーアンサーで聞いたところ、浮かび上がってきたキーワードは「グータラ」「だらだら」「疲れている」。昼間からテレビを見ながらゴロゴロ…の“おばさん”イメージです。コメントからはチェックしてくれる人、ホメてくれる人が周囲にいない家庭の中で、ダメ主婦にならないように「自主的な努力」を続けていくことの難しさが感じられます。
- 新しい電化製品について行けなくなってしまう、野暮ったい主婦(34歳、専業主婦)
- 家にいてごろごろ、ただ太るだけ(42歳、フルタイム)
- スーパーの総菜ばかりをおかずにする主婦(30歳、専業主婦)
- ダラダラとその日のことだけをやってすごす主婦(35歳、専業主婦)
- なんとなく家にいる(38歳、パート・アルバイト)
- 仕事と家事に疲れきった主婦(43歳、フルタイム)
- 態度もカラダも大きくならないようにしたい(40歳、専業主婦)
主婦イコール「家事をしている人」
あなたが「主婦であるために“必要”」だと思う条件を複数回答で聞いたところ、「主に家事を担当している人」が1位、2位に結婚しているが、入りました。専業主婦と働いている主婦とでは、専業主婦のほうが「家事」要素を重視しています。 |
8割以上が主婦としてレベルアップしたい
もっと主婦としてレベルアップしたいと考えている人は全体の80.5%いました。主婦として今後力を入れたいのは、1位がお料理・お菓子など食関連(70.8%)、2位がインテリア・収納など住関連(63.1%)、3位が家計管理や資産運用(62.1%)。料理の腕が主婦の評価につながると感じる人が多いようです。
あこがれの有名人主婦は黒木瞳
黒木瞳を支持する理由では、「生活くささがないから」(40歳)、2位の栗原はるみのは「主婦の仕事に夢を与えた」(39)がそれぞれ多く、“主婦”を感じさせない女性と、“主婦”を仕事井つなげた女性が評価を分ける結果に。「仕事をきっぱり辞めて家庭優先にした」(42歳)山口百恵も根強い人気。
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いつの時代も主婦の幸せは家族と家庭の中に
主婦で幸せを感じたことがあるか、イヤダと思うことがあるかを聞いたところ、「幸せ」が約8割、「イヤ」が約7割。内容を見ると、「主婦が幸せを感じる瞬間」は、ほぼ“家事”と“家族”に集約されました。外で働く主婦が増えたり、家事の負担が少なくなったり、時代が大きく変わっても、主婦としての幸せ感には大きな変化がないのです。一方、「イヤだと思う瞬間」は、もう少し複雑で「周囲に暇と思われている」のがイヤという人もいれば、実際に「暇すぎる」という人も。
「主婦で幸せを感じることがある」・・・81.2%
感じる瞬間
- 子供や家事としっかり向き合い、合間を縫ってエクササイズ。あ〜幸せ♪(37歳、専業主婦)
- 掃除の行き届いた部屋でお昼寝をしているとき(34歳、専業主婦)
- 心ゆくまで家事ができる(40歳、パート・アルバイト)
- 家計を管理し、予定以上に黒字になったとき(38歳、専業主婦)
- 外で働かないでも暮らせる。家にいられる(50歳、専業主婦)
- 主婦としての仕事が片づいて、ほっとしたひととき(43歳、フルタイム)
- 休みの日に洗濯しているとき(40歳、パート・アルバイト)
「主婦ってイヤだと思うことがある」70.5%
感じる瞬間
- 仕事を持っている友人と買い物に行ったとき。自由に使えるお金が少ない(25歳、専業主婦)
- 暇すぎる(36歳、専業主婦)
- 子供は泣いて部屋はぐちゃぐちゃ、鏡をみると生活感ありすぎの自分の顔が…(37歳、専業主婦)
- 仕事もしているのに家事は全てこなして当然だと思われ、その上あれこれ用事を言い付けられる(39歳、パート・アルバイト)
- 料理が苦手(58歳、在宅ワーカー)
- 節約しすぎてしまう。心がすさんでくるのでは?と思うときがある(45歳、在宅ワーカー)
- 会社の飲み会に参加できない(42歳、フルタイム)
- 家庭内のことや近所の噂話しか話題がない自分に気づいたとき(39歳、パート・アルバイト)
- 専業主婦は暇で無駄だと思われているようで、役員などがすぐに回ってくる(32歳、専業主婦)
- 主人ではなく、主人の両親や親戚に振り回されるとき(26歳、専業主婦)
専業主婦は減っていくと思う
専業主婦はこれから間違いなく減っていくと感じているミセスは8割以上。専業主婦も働いている主婦も、否定的な意見が目立ちました。税制や年金制度が変わり、少子化対策で働く女性の支援が進むのことによって、専業主婦でいることのマイナスイメージが強まっている・・・その流れを誰より感じているのはミセスたちです。家事と子育てと仕事の間で揺れる日々はまだ続きます。 |
※調査概要/2005/6/30〜7/3WEBアンケートを実施。回答者1023人(年代/20代以下11.3%、30代50.7%、40代25.1%、50代以上12.9%。職業/専業主婦67.0%、有職主婦32.0%、その他1.0%)