ミセスのデータ

園行事で仕事を休んだパパは7割超

 幼稚園児のパパの“イクメンぶり”は年々強くなっていますが、そのバロメーターの一つが「幼稚園の行事への出席率」です。運動会はほとんどの幼稚園が休日に行いますが、入園式・卒園式については、平日に行う幼稚園もあります。

 パパの参加率が群を抜いて高い行事は「運動会」(89.1%)と「入園式」(87.1%)で、この2つはここ数年来、高い参加率を保持。まさに「パパの参加は常識となった」と言えるでしょう。5年前と比較すると、運動会は90.9%→89.1%と“高止まり”の傾向ですが、「入園式」は78.0%→87.1%と、10ポイント以上増加しました。上記2項目に次いでパパの参加率が高いのは「参観日」(68.3%)、「おゆうぎ会」(54.5%)でした。

 ちなみに今年初めて聞いた「仕事を休んで子どもの行事に参加することに抵抗はありますか?」という問いに対しては、「抵抗がある」「やや抵抗がある」が合計44.7%。一方「抵抗がない」「やや抵抗がない」は合計54.9%。実際に子どもの行事で仕事を休んだパパは73%。 昨今はタレントや自治体の首長などがすすんで育児休暇を取る事例も増加し、“イクメン”は社会的にも認められる存在となりました。たしかにここ数年、電車の中で子ども連れのパパをよく見かけるようになりました。子育てを省みずに仕事に没頭していたころとは、明らかに異なる家族の姿がここにあります。

育児のために仕事を休んだ経験アリのパパの声

  • 園生活を見たいから、休みを取って行事に参加しています(埼玉県・40代後半)
  • 私の会社は、男性に対しても充実した出産休暇と育児休暇があり、利用しました(千葉県・30代後半)
  • 妻が2人目を出産した時、長男の面倒をみるために休暇がとれた(埼玉県・30代後半)
  • まだ年少なので、入園式と遠足しか休んでいません。育児支援制度という立派な名前はないと思いますが、周りの同じ子育て中パパも率先(?)して休んでいるので、私も休みやすいです。本社の時はなかったですが、転勤して支店になり、仕事より子育てがそこそこ優先になりました(東京都・30代後半)

育児のために仕事を休んだ経験ナシのパパの声

  • 会社の社員数が少ないので、育児のために長期に休むということはできない(東京都・40代後半)
  • 妻が主婦なので、育児休暇を取らなくても大丈夫だった(神奈川県・30代後半)
幼稚園のどの行事に参加していますか?

■調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査対象:首都圏・関西圏・東海圏・北海道・東北・九州のあんふぁん読者の配偶者
調査実施時期:2011年6月10日〜30日
集計数:448件