vol.33
OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
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OLと携帯電話〜 第3世代携帯電話、昨年の3倍に!
昨年の夏にアンケートを行ったときには、「ケータイでモノが買える」ということを知らなかったOLも多かったのですが、今年7月下旬にはおサイフケータイの契約数は500万台を突破したとか! めまぐるしく変わるOLのケータイライフを、携帯サイト利用や通販事情などを中心に調査してみました。
設問
調査概要
- 調査期間:2005年7月
- 調査方法:シティリビングホームページ 「Citywave」メール会員に対するWEBアンケート
- 集計数:1635人(不明・非該当を除いて集計)
- 平均年齢:30.4歳
1携帯電話の契約会社
NTTドコモのFOMAは昨年よりもさらにシェアを伸ばし、24.9%から34.2%に。その分、ムーバは8.7ポイント減っています。auは14.7%から17.7%と増加傾向。
2携帯サイトを利用しているか
キャリア別で比較してみると、利用者が最も多いのはNTTドコモ。7割以上の人が利用しています。auとvodafoneは6割台、ツーカーは5割台でした。
3どんなジャンルの携帯サイトを利用しているか
アフター5や休日のおでかけ時に欠かせない「乗り換え案内」が82.7%でトップ。携帯サイトを利用するほとんどのOLが利用しています。2位の「着メロダウンロード」は約半数、「天気」は約4割でした。
4第3世代携帯電話を持っているか
昨年の14.6%から大きく伸びて、45.1%のOLが第3世代携帯に切り替えています。
5第3世代携帯電話で、使っている機能
(第3世代携帯の人のみ回答)
「赤外線通信」は72.3%を占め、もはや定番といえそう。「ムービー録画」「テレビ電話」「パケット料金定額制」も6割を超えています。
6携帯電話で通信販売を利用したことがあるか
「利用したことがある」のは16.6%。携帯でのショッピングはまだOLには浸透していないよう。
7携帯の通販で購入したもの
(携帯で通販利用したことある人のみ回答)
「アクセサリー・バッグなどファッション小物」が28.5%でトップ。続いて「化粧品など美容用品」「(コンサート・演劇などの)チケット」「洋服」など。
8携帯電話のCMで印象に残ったもの
- 【仲間由紀恵】
仲間由紀恵さんとダウンローズのCMです。本当に歌うのか、一瞬期待しちゃいました。すぐにダウンロードできるというサービス内容がわかったので、よく出来たCMだと思います。 (23歳) - 【加藤あい、ドコモダケ】
加藤あいさん出演の「ドコモのドコモダケCM」がとっても印象に残ります。ストラップもドコモでもらえるようでとってもかわいいです。(25歳) - 【長谷川京子】
機種変しようか迷ってる時、NTTドコモの長谷川京子が出てる電話のCMを見て、変更を決意した。 ドコモのCMでミスチルの音楽をバックに、カップルがテレビ電話してるCMが好きでした。 (25歳) - 【長谷川京子、坂口憲二】
ドコモのCMで、長谷川京子さんは、坂口憲二さんと大倉孝二さんのどちらと付き合ってるのか気になります。(32歳) - 【妻夫木聡】
auの妻夫木君が彼女と一緒にケータイで音楽を聞いているシーンがとても仲良さそうで、いいなあ〜と思います。(24歳) - 【イ・ビョンホン】
イ・ビョンホンが街を駆け抜けるCM。まさか、日本の携帯のCMに韓流スターが登場するとはびっくり。 (31歳)
9携帯キャリア各社のイメージ
NTTドコモ以外の3社は「安い」が上位に挙がっています。ドコモは高いけれど安心、auは若者向けでおしゃれ、vodafoneは国際的でスタイリッシュ、ツーカーはシンプルで年配の方向け、というイメージのようです。
- 契約している携帯電話会社はNTTドコモが圧倒的多数を占め、トップ。特にFOMAは昨年よりも大きくシェアを伸ばしています。auも昨年よりも3ポイント増えています。
- 携帯サイトを利用する割合は、キャリアによって大きな差が出ました。携帯サイト利用者の割合が最も高いのはNTTドコモで、76.7%の人が利用しています。au、vodafoneは6割台にとどまりました。よく利用する携帯サイトは「乗り換え案内」が8割の人が挙げており、トップ。着メロダウンロードは約半数、天気は4割の人がチェックしています。
- 第3世代携帯電話を持っているのは45.1%で、昨年より30.5ポイント増加。赤外線通信機能は7割がついており、テレビ電話も6割を占めています。
- 携帯電話で通販を利用したことがある人は16.6%。携帯でのショッピングはまだOLの間では浸透していないよう。アクセサリー・バッグなどのファッション小物や化粧品、コンサートチケットなどを購入しています。
- 携帯電話のCMで印象に残っているものをキーワードでカウントしたところ、auの仲間由紀恵がトップ。その他、NTTドコモの加藤あいや長谷川京子など女性タレントの名前が多く挙げられました。また、健闘していたのがNTTドコモのキャラクター「ドコモダケ」。素朴なかわいらしさとネーミングの妙がOLの心に刺さったようです。
- 各社のイメージは、ドコモは高いけれど一般的でメジャーなので安心、auは若者向けでデザインがおしゃれ、vodafoneは国際的でスタイリッシュ、ツーカーはシンプルで年配の方向け、というイメージのようです。
- 続々と誕生する定額サービス、おサイフケータイの躍進、KDDIとツーカーとの合併などなど、めまぐるしく変わる携帯電話事情。OLたちの携帯ライフも時代と共に徐々に変化を遂げていますが、新サービスへの加入に一歩踏み出すためには分かりやすい情報の発信が必要。CMからのイメージ作りのほか、具体的な内容を分かりやすく伝える広告展開、プロモーションが必要でしょう。