vol.46

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
女性のマーケティングデータが満載です。

OLマーケットレポート

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OLの敬語使いこなし力、自己評価は65.6点

近頃、新聞やテレビなどで「正しい日本語」をテーマにした記事や番組が増えていますよね。時には「今までの使い方は間違っていたのか!」と恥ずかしくなったり、「えっ、こんなことも分からない人がいるの!?」と驚いたり…。
そこで今回はOLたちの日本語力を調査。7月下旬に発表された文化庁調べ「国語に関する世論調査」の結果と比較してみました。上司や取引先と日々接している彼女たちは、言葉には相当気を使っているはず。一般のデータとどのような差が出たのでしょうか。 その他、オフィスでのあいさつ、上司の呼び方、敬語を使う上で困ったこと、失敗したことなどを聞いてみました。

設問

調査概要

  • 調査期間:2006年8月
  • 調査方法:シティリビング公式サイト 「Citywave」上にアンケートページを掲出
  • 集計数:788人(不明・非該当を除いて集計)
  • 平均年齢:30.4歳

文化庁調べの調査概要

  • 調査対象:全国16歳以上の男女
  • 調査期間:2006年2月14日〜3月14日
  • 調査方法:個別面接調査
  • 回収結果:アタック総数3,652人、有効回収数(率)2,107人(57.7%)

1日常生活でどの程度敬語を使っているか

グラフ

オフィスで毎日上司や取引先と接することのあるOLは「いつも使っている」「ある程度使っている」人が9割。文化庁調べの一般データに比べると、敬語を使う機会は圧倒的に多いのです。

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2敬語を難しいと感じることがあるか

グラフ

OLは敬語を使う機会が多いだけに、敬語の難しさを感じることも多いよう。文化庁調べでは敬語を難しいと感じることが「よくある」「少しある」人は67.5%なのに対し、OLは87.0%を占めています。

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3オフィスで上司のことをなんと呼んでいるか

グラフ

「鈴木さん」など【さん付け】で呼ぶ人が4割を占め、「鈴木部長」など【姓+肩書き】で呼ぶ人の割合を上回っています。36%の人は呼びかける人によって【姓+肩書き】【さん付け】を使い分けているようです。

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4仕事が終わったとき、自分より階級が上の人にどのような言葉をかけるか

グラフ

文化庁の調べでは目上の人に向かって「ご苦労様(でした)」と声をかける人が15%も!! さすがにOLは「ご苦労様(でした)」を使う人はごくごく少数、ほとんどの人は「お疲れ様(でした)」と声をかけています。その他回答では「上司よりも後に帰ることはほとんどないので、お先に失礼します、と言う」という回答が多くあげられました。

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5仕事が終わったとき、自分より階級が下の人にどのような言葉をかけるか

グラフ

目下の人に向かっても「お疲れ様(でした)」と言う人が大多数を占めます。文化庁調べと比べると、「ご苦労様(でした)」と言う人は少なめです。

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6あなたの“敬語使いこなし力”は100点満点で何点か

グラフ

控えめなのか、それとも本当に自信がないのか、「51点〜70点」と答える人が最も多く、平均は65.6点。年齢で比較してみると、年齢が高くなるほど自信が増し、点数も高くなっていきます。

  • 【90点】
    社会人になると職位が下でも歳が上の人もいるし、年上かどうかもよくわからない時もある。しょうがないので丁寧に話しておく。どんな立場の人にもそれに応じた責任があるので相手をリスペクトする気持ちがあればそれでいいと思う。敬語が使えない人はそういう気持ちもない人だと思う。 (36歳)
  • 【70点】
    間違いを指摘する人はいないが、正しく使いこなしている自信もないので。 (29歳)
  • 【50点】
    普段周りの人も敬語を使わないのでそれに慣れてしまって、会議で発言する時にうまく使えない。 (28歳)
  • 【30点】
    電話でも実際にお客様とお会いしている時でも、予想外の話題になったときや、クレームの時に敬語の使い方がめちゃめちゃになっているのを自分でも感じるから。 (24歳)
  • 【10点】
    「やばくないですか?」「超うけませんか?」などと敬語なのか、そうじゃないのかわからないときがあるから。 (22歳)
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7あなたの会社の後輩たちとあなたとを比べた“敬語使いこなし力”の程度

グラフ

さすがに先輩は敬語力もバッチリ!? 24歳以下では30%だった「後輩よりも自分の方が勝っている」割合が35歳以上では半数を超えています。「自分よりも後輩の方が勝っている」と感じている人は、どの年代でも少数派でした。

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8敬語を使う上で困ったこと、失敗したこと

使い慣れない敬語でおかしな言葉遣いになってしまったり、伝言を伝えているうちに訳が分からなくなったり…OLにとって敬語はやっぱり難しさが付きまとうものなのです。

  • 【ごじゃいます】
    「〜でございます」を「ごじゃいます」と言ったり、丁寧な言葉遣いをしようとして電話口で噛む・語尾がおかしくなる。やはり付け焼刃はいけません。 (29歳)
  • 【お客様が…?】
    お客様が来社されたときに正しい言い方は、「お見えになりました」「お越しになりました」「いらっしゃいました」…?? なんて言えばいいのかいまだにわからないけど、聞くに聞けないので密かに困っている。 (25歳)
  • 【伝言を伝えるのが難しい!】
    お客様や上司に言われた内容を別の上司に伝えるとき、敬語が交じりすぎて誰が誰に言ったのか訳がわからなくなってしまうことがある。 (27歳)
  • 【ナニサマ!?】
    敬語なんてとんと考えてない新人の頃、どなた様でしょうかと聞く所を、「ナニ様でしょうか」と聞いて、「お客に向かって、ナニサマだとはなんだ!」と言われた (36歳)
  • 【休みボケ】
    休み中は敬語を使用することはほとんどないので、長期休暇明けの時、とっさのときに敬語が出なくなっている自分にびっくりします。どもってしまったりした失敗があります。 (25歳)
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9上司や後輩と話していて感じる言葉のジェネレーションギャップや気になる言葉遣い

上司の古臭い言葉遣いに辟易、後輩の乱れた流行語にビックリ…間に挟まれたOLたちはジェネレーションギャップにもまれながら今日もお仕事に励んでいます。

  • 【焼く!?】
    コピーや印刷の事を「焼く」と言う上司がおり、初めは意味が分からず「紙を燃やす!?!?」と思っていた…。(28歳)
  • 【つまり…】
    私の上司は「つまり」「要するに」を口癖のように使っているけれど、全然要約されていない! その接続詞は間違ってます! と言いたい時があります。 (26歳)
  • 【私って○○じゃないですか〜】
    こちらが知っていて当然というようなニュアンスに聞こえる「私って○○じゃないですか〜」を後輩から言われると、思わず「そんな事知らないわよ!」と言い返したくなる。 (32歳)
  • 【超】
    ふとしたときに『超』をつけてしまう後輩。普段はすごく上品な言葉で話しているのに、おもしろい話を聞いて「超ウケる!」と言ってしまい、自分でハッとしていました。私の方が『超』ウケ! やっぱり日ごろから正しく品のいい言葉を使っていないと、とっさにでてしまうものですね。私も気をつけなければ…と強く感じました。 (24歳)
  • 【ハワイを何と言う?】
    上司は若者の言葉を一生懸命話して仲間入りしたい様子だけれど、ハワイを「ワイハー」と言うのを知らなくて、勉強して「イワハー」と言っていました。いたたた。(36歳)
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<まとめ>
  • 上司、先輩、後輩、お客様、業者さんなど様々な立場の人と日々接するOLたちにとって、敬語は日常的に使われるもの。一般と比べても使用する割合は高く、敬語は身近なものといえそうです。
  • しかし身近なものだからこそ敬語の難しさに行き当たることも多く、8割以上のOLが敬語を難しいと感じています。
  • 上司の呼び方は「○○部長」など肩書きで呼ぶよりも「○○さん」とさん付けで呼ぶことが多く、40.7%の人はさん付けで呼んでいます。36%の人は呼びかける人によって肩書きをつけたり、さん付けにしたりと使い分けています。
  • 仕事が終わったときに目上の人に対してかける言葉は「お疲れ様(でした)」が87.9%。目下の人にもほとんどの人は「お疲れ様(でした)」と声をかけています。
  • 自分の敬語使いこなし力を100点満点で採点してもらったところ、平均は65.6点。年齢が若いほど点数が低く、年を重ねるごとに高得点がつくようになります。
  • 敬語使いこなし力を後輩と比較してもらったところ、「後輩よりも自分の方が勝っている」と感じる人は年齢が高くなるほど多くなりました。若いほど「自分と同じ程度」と感じる人が多く、「自分よりも後輩の方が勝っている」と答える人はどの年代でも少数派でした。
  • 「言葉は生き物」とも言われ、流行語が生まれては消えていく現代。流行語をうまく取り入れて会話を楽しむのもよいのですが、ビジネスの場においてはやはり正しい言葉遣い、正しい敬語の使い方が要求されます。プライベートと仕事をしっかりと使い分けているようでも、普段の言葉遣いはついポロリ…と出てしまうもの。美しく話せるようになるには、日々の努力が欠かせないのだな、と思い知らされた調査結果でした。