vol.49
OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
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2006年OLが選ぶデパートランキング!
松屋銀座、銀座三越に続き、有楽町西武もこの秋に大幅リニューアル。来年秋の丸井進出に向けて、銀座・有楽町エリアのデパート勢力図は刻々と変化しているようです。他エリアに関しても、郊外大型ショッピングモールの進出や駅ビル・エキナカの充実で、流通業は競争が激化しているようです。
とはいえ高い可処分所得を持つOLたちにとって、デパートでのお買い物はアフター5に欠かせないお楽しみ。OLが選んだデパートランキング、さて今年最もOLに愛されたのはどのお店だったでしょうか!?
設問
調査概要
- 調査期間:2006年10月
- 調査方法:シティリビング公式サイト 「Citywave」上にアンケートページを掲出
- 集計数:680人(不明・非該当を除いて集計)
- 平均年齢:31.2歳
- 未婚率 : 70.3%
- 暮らし : 親と同居…40.8% 一人暮らし…23.3% 夫婦二人暮し…23.3% 夫婦+子ども…5.3% その他…5.3%
- 会社所在地 : 品川・芝・高輪・三田エリア…13.6% 大手町・丸の内エリア…11.6% 日本橋・八丁堀・築地エリア…11.5% 新宿エリア…11.3% 赤坂・六本木・麻布エリア…7.3% 有楽町・銀座エリア…6.7% 渋谷・青山・恵比寿・目黒エリア…6.6% 江東・墨田・台東エリア…5.7% 新橋・お台場エリア…3.9% 京橋・八重洲エリア…3.0% 虎ノ門・霞ヶ関エリア…3.0% 池袋エリア…3.0% その他…13.0%
1平日によく行く街
「銀座」をあげる人が半数以上を越え、トップ。続いて「新宿」「東京(丸の内)」「渋谷」「池袋」「東京(八重洲)」…の順でした。
2月に何回くらいデパートに行くか
「3〜4回」行く人が半数近くを占めています。平均は4.9回。
3デパートに行くのはいつが多いか
都心に勤めるOLだけに、「主に平日の会社帰り」に買い物をする人が6割を占めています。「主に休日」に行く人は51.4%でした。
4最も好きなデパート
「新宿伊勢丹」がトップ。続いて「プランタン銀座」「新宿高島屋」「池袋西武」「松屋銀座」…の順でした。昨年のランキングと比較すると、昨年1位のプランタン銀座が新宿伊勢丹に抜かれ2位にランクダウン。昨年3位の池袋西武、4位の新宿高島屋も順位が入れ替わっています。
【新宿伊勢丹】
- 伊勢丹というだけで、気持ちが豊かになる。商品に対しても安心な気持ちになる(26歳)
- ファッション、コスメ、デパ地下どれをとってもテナント数が多く、だいたいのものがデパート内ですべて揃うから。(33歳)
【プランタン銀座】
- ファッションが充実しているから。またプランタンカードを持っているので、6%オフになる!特に冬は単価が高くなるので、これは大きい!!(29歳)
- 他の百貨店よりもカジュアルな服が多いので、入りやすい雰囲気がある。ジャンルもブランドも豊富で流行がわかりやすいので。(25歳)
【新宿高島屋】
- 気に入っている洋服のブランドが入っている。東急ハンズがあるので、服から雑貨まで何でも揃う。(31歳)
- 店舗の間の通路が広く、ゆったりと通れ、ゆっくり品物を見ることが出来る。洋服の幅が広く、種類が多い。食品街も、ゆったり買い物が出来る。(37歳)
【池袋西武】
- 商品の品揃えがいい。駅から近いので待ち合わせ前やちょっと時間が空いた時に寄ることができる。(29歳)
- 近くて行きやすい。ガーデンもロフトもあるし、ポイントもつく。自分にあったファッションブランドも売っている。(31歳)
【松屋銀座】
- 得意先用のクレジットを持っていて、多少の無理を聞いてくれるのでいつも助かる。普段助けてくれている分、やっぱりデパートといえば松屋に足が向く。(25歳)
- 物産展があるしトイレは綺麗だし、会社からも遠くないし地下の魚売り場は充実してるし、小さいサイズの服のバーゲンやってるし。ポイントカードが松屋浅草と併用できるのも嬉しい。(35歳)
5実際によく行くデパート
「最も好き」と「実際によく行く」デパートは違うよう。実際によく行く1位は「銀座三越」、2位は「プランタン銀座」で、「最も好き」で1位だった「新宿伊勢丹」は3位でした。 昨年のランキングと比較すると、昨年の1位、プランタン銀座は2位の銀座三越に追い越され2位に。3位・4位は変わらず、新宿伊勢丹・松屋銀座でした。
6ジャンル別 よく購入するデパートランキング
洋服などのファッション関連 |
靴やバッグなど雑貨 |
コスメ |
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デパ地下 |
下着 |
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買う物によってもデパートを使い分けているよう。洋服や靴・バッグなどの雑貨はプランタン銀座が1位。コスメは池袋西武、デパ地下は銀座三越、下着は日本橋三越が1位でした。
7ジャンル別 デパートで購入する平均月額
洋服などのファッション関連 |
靴やバッグなど雑貨 |
コスメ |
平均 1万8269円 |
平均 1万1835円 |
平均 7054円 |
デパ地下 |
下着 |
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平均 4396円 |
平均 5872円 |
※利用者平均 |
1ヶ月に、洋服などファッションに関しては1万8269円、靴やバッグなど雑貨には1万1835円、コスメに7050円、デパ地下に4396円、下着に5872円と1ヶ月に約5万円をデパートで使っています。
8平日・休日のショッピングで一店舗あたりの滞留時間
平日は「10〜30分」過ごす人が多く、平均は34分。休日は「1時間半以上」滞留する人が3割を上回っています。平日には買い物を手早く済ませ、休日にはゆったりとデパートを楽しんでいる様子が伺えます。
- OLが平日によく行く街は「銀座」がトップ! 2位の新宿に20ポイントの差をつけています。回答者に大手町・丸の内、日本橋・八丁堀界隈で働く人が多かったことを考えても、やはり銀座はOLが大好きな街といえそう。
- デパートに行く頻度は、月に平均4.9回。週に1回以上の頻度でデパートを訪れています。休日よりも、平日の会社帰りにデパートに立ち寄ることが多いようです。
- 最も好きなデパートは「新宿伊勢丹」がトップ。伊勢丹ブランドの安心感やセンスのよさ、品揃えの豊富さが評価されています。2位は「プランタン銀座」。高級店乱立の銀座にあってカジュアルファッションに力を入れていることや、カード会員への手厚い優待が人気の秘密のよう。3位以下、「新宿高島屋」「池袋西武」「松屋銀座」がランクインしました。
- 実際によく行くデパートは「銀座三越」がトップ。2位は「プランタン銀座」でした。“最も好き”でトップだった「新宿伊勢丹」は、“実際によく行く”では3位。平日は銀座に行くことが多いことからか、銀座エリアの店舗は“最も好き”の順位よりもランクアップする傾向が見られました。
- 買うもののジャンル別にランキングを出したところ、洋服や靴などファッション系はプランタン銀座、コスメは池袋西武、デパ地下は銀座三越…と使い分けていることがわかりました。それぞれのジャンルごとにデパートで使う月の平均額を尋ねたところ、合計で約5万円をデパートでのショッピングに使っています。
- 平日・休日のショッピングでの一店舗あたりの滞留時間は平日34分、休日55分。平日は会社帰りに手早く、休日はゆったりとショッピングを楽しんでいるようです。 熾烈な競争が繰り広げられるデパート業界。OLたちは各店が力を入れるジャンルに敏感に反応し、店を上手に使い分けています。週に1回以上の頻度でデパートを訪れ、月に5万円ほどの金額を使うOL層は打ち出の小槌であるとともに、ランキングが激しく変動する移り気な消費者たち。彼女たちの心をしっかりと掴むには、利便性だけではなく「豊かな気持ちになれる」「行くだけで楽しい」「客として大事にされている」と思わせるような付加価値の充実と、そのPRが不可欠といえるでしょう。