vol.56

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
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OLマーケットレポート

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OLが政治に求めるものは?

参院選が近づいてきて、選挙ムードが高まってきましたね。若者の選挙離れが危惧されていますが、OL層はどうなんでしょう? 今回はOLの政治への関心について調査してみました。若いほど関心が薄いのは世の中全般と同じですが、年齢が高くなるほど関心は高くなり、投票へ向けて情報収集を心がけている姿が浮かび上がりました。

設問

調査概要

  • 調査期間:2007年6月
  • 調査方法:シティリビング公式サイト 「Citywave」上にアンケートページを掲出
  • 集計数:417人(不明・非該当を除いて集計)
  • 平均年齢:32.0歳
  • 暮らし:親と同居(未婚)…37.6%、一人暮らし…25.4%、夫婦二人暮らし…21.1%、夫婦+子ども…5.3%

1今年4月にあった統一地方選挙の投票に行ったか

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今年4月の統一地方選挙の投票に行ったのは全体で63.5%。東京の投票率54.35%と比較すると非常に高い割合で投票に行っています。しかしながら若いほど投票率が低めで、20代では57.1%、35歳以上は72.7%と大きな開きが出ました。

投票に行かなかった理由としては「予定が入っていたから」が最も多く、40.5%。「興味が無いから」「投票しても無駄だと思うから」という人がそれぞれ16%を占めました。その他回答としては、「引っ越したばかりで投票権がない」「体調が悪かった」「長期の旅行に出かけていた」「誰に入れていいかわからない」などの理由があげられました。

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2今年7月にある参議院選挙の投票に行くつもりか

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全体では74.6%が「行くつもり」。20代は投票への意欲が低く、「行くつもり」は68.3%と少な目です。

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3今回の選挙で、政党・候補者を決める際に重視すること

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テレビや新聞でも話題を集めている「年金問題」がトップ。否応なく給与から天引きされて年金を支払い続けているだけに、未来の生活を支える年金問題はOL層にとっても重要な課題なのです。「生活改善」は42.8%、「福祉問題」は36.0%、「景気回復」は26.0%でした。

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4今回の選挙での重視点を見極めるための判断材料

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「選挙公報・政見放送を見て判断する」が最も多く、63.2%。「新聞広告やテレビCM、パンフレットなどの印刷物の情報から判断する」は55.5%でした。

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5支持している政党

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「支持政党はない」という無党派が圧倒的に多く、62.6%でした。「自民党」は10.3%、「民主党」は8.2%でした。

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6支持している政党はどのように決めたか

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全体では「その政党のこれまでの行動・実績を判断して」が54.0%で最も多く、続いて「その政党の政策・公約を判断して」47.4%。
自民党を支持している人は「なんとなく」という人が多く、民主党は「その政党の政策・公約を判断して」「マスコミ等の報道から判断して決めた」という意見が多くあがっています。

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7それぞれの政党のイメージ

それぞれの政党のイメージをひとことで表現してもらいました。政党ごとに多くあげられたキーワードをピックアップしてみると…。

  • 【自民党】与党、傲慢、保守的、多数派、自分勝手、ワンマン…など
  • 【民主党】自民党のライバル、頼りない、もっと頑張れ、弱い、小沢、イマイチ…など
  • 【公明党】創価学会、宗教団体、頼りない、自民党、どっちつかず、地味…など
  • 【共産党】わからない、堅い、反対、恐い、偏っている、古い、非現実的…など
  • 【社民党】女性、わからない、存在感が薄い、土井さん、頑張っている、弱い…など

それらのキーワードをもとにマッピングするとこんなイメージになりました。

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8憲法改正について

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賛成が反対を上回っているのは「国民投票法」のみ。「憲法9条の改定」は31.7%が、「集団的自衛権行使」は19.7%が反対しています。反対が圧倒的に多いのは「日本の核武装論」。6割以上が反対と答えています。「唯一の被核国なのに、核武装なんてありえない」という意見が多く、中には「賛成の人には『自らとその血族で被爆するかもしれないと考えてみろ!』と言いたい」という声も寄せられました。

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9投票会場や選挙のシステムについて思うこと

インターネットでの投票や、投票所の増加などの要望が多く寄せられました。また、投票所スタッフが無駄に多いと思う人も多く、税金の無駄遣いだと大不評でした。

  • 【事前投票を便利に】
    事前投票をもっと便利にしてほしい。若者は日曜日には出かけることが多いと思う。社会人にとっては、平日の夕方など、便利な場所で投票できれば望ましい。 (30歳)
  • 【ネット投票】
    ネット投票を早く進めて欲しい。外国のように投票日を平日にして、都心に投票所をたくさん置き、会社員は義務として会社が行かせるようにする。選挙区の商店やショッピングセンターで投票した人には割引で買い物ができるとか。なんでもいいから、とにかくもっと工夫してほしいです。 (37歳)
  • 【投票所にマニフェスト】
    投票会場に各党および各立候補者のマニフェスト・資料を置く。投票所に来た人はそこで内容を確認してから投票できる。 (31歳)
  • 【なぜ即日開票?】
    いつも思うのですが、即日開票というのは夜を徹してまでする必要があるのでしょうか?公務員の方は当然残業手当がつき、それも税金から出すんですよね?翌日開票でもいいと思うのですが。 (35歳)
  • 【どうせ公約にかかげても…】
    正直、あまり選挙に興味が無く、魅力的な人物もいない。どうせ公約にかかげていても実行は出来ないんだろうし、と思ってします。もう少し女性や若い議員が発言・意見を言うべきだと思います。 (30歳)
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<まとめ>
  • 今年4月の統一地方選挙の投票に行った人は63.5%。若いほど投票率が低く、20代では57.1%でした。行かなかった理由は「予定が入っていたから」が4割と最も多く、「興味がないから」「投票しても無駄だと思うから」もそれぞれ16%の人があげています。
  • 7月の参議院選挙の投票に「行くつもり」の人は74.6%。こちらもやはり20代は投票への意欲が低く、「行くつもり」は68.3%と少な目でした。
  • 今回の選挙で政党・候補者を決める際に重視することのトップはやはり「年金問題」。7割の人が注目しています。2位以降、「生活改善」「福祉問題」「景気回復」「雇用問題」…の順でした。判断材料としては、「選挙公報・政権放送を見て判断する」が最も多く、63.2%。続いて「新聞広告やテレビCM、パンフレットなどの印刷物の情報から判断する」が55.5%、「選挙直前に話題になっている争点へのその政党の態度で」が39.0%でした。
  • 支持している政党は「ない」という無党派層が最も多く、62.6%を占めています。自民党は10.3%、民主党は8.2%、公明党が4.3%でした。自民党を支持している理由は「なんとなく」が多め。民主党は「その政党の政策・公約を判断して」「マスコミ等の報道から判断して決めた」と活動を考えた上で支持する人が多くなっています。しかし、政党のイメージを聞いてみると、「民主党は頼りない」「もっと頑張れ」という声が多く、政策や公約はいいけれど、頼りないから結局、なんとなく自民党に…という人も少なくないようです。
  • 憲法改正について、「憲法9条の改定」「国民投票法」「集団的自衛権の行使」「日本の核武装論理」の4つの項目で意見を聞いてみたところ、賛成が反対を上回っているのは「国民投票法」のみ。「日本の核武装論」については6割以上の人が反対していました。
  • 今回のアンケートで印象的だったのは、どこの政党についてもネガティブなイメージを持つ人が多いこと。自民党は傲慢でワンマン、民主党は頑張っているけれど頼りない、公明党は頼りなくて地味…など。選挙への関心が高いのにも関わらず、日ごろの活動内容をキャッチすることができずに漠然としたイメージしか持てないでいるようです。情報を求めている人たちにきちんと伝わる情報提供をすることが必要でしょう。