vol.107

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
女性のマーケティングデータが満載です。

OLマーケットレポート

「毎日洗濯しないと気がすまないOL●●%、同僚の作ったお弁当を食べることに抵抗感があるOL●●%」OLの清潔意識を徹底調査

設問

調査概要

  • 調査期間:2011年9月 ・調査方法:シティリビングホームページ 「Citywave」メール会員に対するWEBアンケート
  • 集計数:884人(不明・非該当のぞく)
  • 平均年齢:36.1歳
  • 勤務形態:正社員(総合職)…25.0% 正社員(一般職)・・・49.4% 派遣・・・16.0%  契約嘱託・・・8.5%
  • 暮らし方: 独身(一人暮らし)・・・28.4% 独身(親と同居)・・・33.5%  独身(同棲中)・・・2.8%  既婚・・・32.5%

1あなたはキレイ好きですか?

(n=884)

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2あなたは他の人から見て、キレイ好きと思われたいですか?

(n=884)

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3あなたは清潔感があるほうですか?

(n=884)

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キレイ好きな層、キレイ好きと思われたい層、自分自身が清潔感があると思う層は80%前後となり、OLは清潔に関してとても敏感であることが伺える結果となりました。

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4以下の項目において、使用する場合、気になりますか(抵抗感がありますか)

携帯電話を会社の同僚と貸し借り(他の人が触った携帯が気になるかどうか)

(n=884)

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イヤホンを会社の同僚と貸し借り(他の人が触ったイヤホンが気になるかどうか)

(n=884)

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会社の飲み会等での鍋の直箸

(n=884)

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会社の同僚が作ったお弁当を食べる

(n=884)

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自分のドリンクを会社の同僚が飲む、会社の同僚が飲んでるドリンクを飲む

(n=884)

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自分の化粧品を会社の同僚に貸す(ファンデーション、グロス等)

(n=884)

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自分のヘアブラシを会社の同僚に貸す

(n=884)

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公共のトイレの使用(便座に触れることに関して)

(n=884)

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自分のモノを他人に貸す、他人の使ったモノを使うことに関してのご意見

  • 携帯電話を友達に貸して、返してもらう時、画面に顔の油が。その場では拭くことができず、トイレに行ってこっそり拭いた(33歳未婚)
  • 男女問わず、ドリンクの回し飲みや、食べ物やスイーツをシェアしますが、なんだか連帯意識が芽生えるし、仲良くなった気がして嬉しくなります。ただし、どれも相手によりますが(27歳未婚)
  • 他人の握ったおにぎりは絶対食べられない。手作り感満載のお弁当も無理(33歳未婚)
  • ネットオークションを利用しているので、古着や中古バッグなどを使うことにも抵抗がありません。部屋に本が増えるのがイヤなので、書籍はほとんど図書館を利用しています。洋服などは毎日洗濯して清潔にしていたいですが、一方でタオル類は汚れやにおいが気になるまで使うので、私ってキレイ好きじゃないのかも、と再認識してしまった次第です(39歳未婚)
  • 自分のデスクの電話を同僚に使われるのが嫌。使われた後は必ずこっそり受話器をウェットティッシュで拭いています(31歳未婚)
  • 基本、他人が触れたものはいやだが、なぜかアルコール系の飲み物には抵抗がなく、人のものも勝手に飲める(33歳既婚)
  • 電車内や公共施設などの手すりなど、なるべく触らないようにしている。特に冬はインフルエンザ対策としても(33歳未婚)

「自分のモノを他人が触れる」「他人が触ったもの借りる」ということに対する許容範囲ですが、イヤホンの貸し借り、ファンデーションやグロス等の貸し借りにはかなり抵抗感があるという層が多く見受けられました。また会社の同僚が作ったお弁当が気になる、気になって食べられないという層の合計回答が30%以上もあり、OL同士の意外な関係が現れる結果となりました。

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5洗濯の頻度について教えてください

(n=884)

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6バスタオルの洗濯頻度

(n=884)

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7彼氏、夫の清潔度についてどの程度気になるか教えてください

(n=884)

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8除菌系の商品に関しての意識を教えてください

(n=884)

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洗濯に関しては約40%のOLが毎日洗濯していると回答しており、2〜3日に1度の割合で洗濯するOLと合計すると、洗濯頻度の高い清潔好きなOLが80%以上いることが分かりました。また彼や夫の清潔度合いが気になるOLは約90%、除菌系の商品に関する消費意欲の高いOLも30%以上、ここでも清潔度に関してOLがとても敏感である結果となりました。

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<まとめ>

 今回の調査では、OLが清潔であることにどの程度敏感であるか、「自分のモノを他人が触れる」「他人が触ったもの借りる」ことに対し、どこまで許容できるかを検証しました。その結果どの項目においても、OLが清潔であることにとても敏感であることがわかり、「清潔である」ことが商品やサービスにおいて付加価値となる可能性が伺えました。「清潔感を感じさせる(不潔なモノを取り除く)」ということをコンセプトにした新商品、新サービスの開発や、既存商品、既存サービスの改良とそれをPRすることで、新たな需要の創造や単価アップが図れると思われます。