vol.122

OLのためのフリーペーパー「シティリビング」がオフィスで働く女性の消費動向をガッチリ調査。
女性のマーケティングデータが満載です。

OLマーケットレポート

仲がいいのは父親?母親? 働く女性の家族との関係

家族との関係や家族に対する意識・行動について調査

設問

調査概要

  • 調査期間:2012年11月・12月
  • 調査方法:シティリビング メール会員に対するWEBアンケート
  • 集計数:526人
  • 平均年齢:平均年齢39.6歳(20歳〜59歳) (20代:3.4%、30代:50.0%、40代:38.0%、50代:8.6%)
  • 勤務形態:正社員(総合職)22.6%、正社員(一般職)56.5%、契約・嘱託社員 9.7%、派遣社員 11.2%
  • 暮らし方: 一人暮らし(未婚)29.3%、親と同居(未婚)28.7%、DINKS 21.3%、夫婦と子ども 13.1%、その他 7.6%

1あなたと家族との関係を教えてください

(n=526)

グラフ
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2家族に対するあなたの意識・行動について、それぞれあてはまるものを選んでください

(n=526)

グラフ
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<まとめ>

 東日本大震災以降、人とのつながり(絆)が大事にされてきています。オフィスで働く女性の家族との関係や家族に対する意識・行動を調査いたしました。

家族との関係は父親とも母親とも仲がいい

  家族との関係を「実父」「実母」「兄弟」「姉妹」それぞれについて聞いたところ、「実父」「実母」に対してはともに仲がよく、「実母」にいたっては8割以上が仲がいいという結果に。中でも「親と同居(未婚)」や「夫婦と子ども」という暮らし方をしている女性は9割以上が「実母」と仲がよく、母娘関係の強さが伺えました。また、「兄弟がいない」47.1%、「姉妹がいない」42.4%と、男女いずれかの「きょうだい」しかいない人が結構多いことも伺えます。

頻繁に会ったり連絡を取り合っていなくても家族とはつながっている実感を持っていて、父親よりは母親と仲がいい

  家族に対する意識・行動を14項目にわたって2つの選択肢どちらに近いかを聞いたところ、いずれかの選択肢が7割以上を超えたのは次の4つ。@「家族は一緒にいて一番ラクな相手」 A「頻繁に会ったり連絡を取り合っていなくてもつながっている実感がある」 B「母親と仲がよい」 C「今も家族には甘えていると思う」。中でもAは87.9%、Bは84.9%と突出した結果に。反面、「A.親や兄弟姉妹とはできるだけ一緒に暮らすべきだと思う」41.5%<「B.親や兄弟姉妹とはある程度離れて暮らすほうがいいと思う」58.6%、「A.今後、母のように歳を重ねていきたい」46.7%<「B.母と違う生き方をしたい」53.4%、「A.父母のような家庭を築くのが夢」45.6%<「B.自分の家族とは、まったく違う家族像に憧れる」54.3%という面白い結果に。それぞれ「一人暮らし(未婚)」でみると、Bのポイントが69.5%、62.3%、61.1%とアップしています。また、「家族と買い物に行ってお金を出してもらうことがある」が66.0%に対して「家族にお小遣いをあげている」が60.9%と、自分と家族のあいだでお金が廻っていることが垣間見えます。父母の老後(介護・同居)について、「既に考えている」のはおよそ6割。残りの4割も「まだ考えたくない」ということで、多くは「考えなければならない」ということを認識していると思われます。 

  働く女性たちにアプローチする際には、彼女たちだけをターゲットにするのではなく、家族、特に「母親」を巻き込むことが重要なファクターのひとつになってくるのではないでしょうか。